ひつじん
3兄弟のパパとして育児と資産運用をたのしんでいるひつじん(@hitujin03)です。
現在は、超低金利時代と言われています。
ご存じのとおり、銀行の普通預金金利は0.001%(2019.9.15現在)、定期および定額預金でも0.01%です。
100万円を1年間、普通預金口座に預けても10円の利息(税金は考慮せず)しかつきません。
わたしたちは超低金利に慣れてしまっており「ない」に等しい金利ですが、みなさんは昔の預金金利っていくらかご存知でしょうか?
調べてみると驚くほどの金利でした。
今回は、そんな昔と今の金利のお話です。
1974年の定額預金の金利は8%もあった!!
先日両親とお金の話をした際に気になって聞いてみると、両親が社会人になったあたりの1970年代~1980年代の郵便貯金の定額および定期預金の金利は5.0~8.0%あったとのこと!
これはかなり衝撃的でした!!
そこで、ゆうちょ銀行の定額預金(3年もの)が新設された1973年からの預金金利を見てみましょう。
※ゆうちょ銀行の貯金金利沿革一覧等を参照し作成
1974年に8.0%を記録しています!!
8.0%はわずか1年限りでしたが、1973年~1987年ごろまでは5~8%で推移しておりわたしの両親の記憶どおりでした…。
ちなみに、定期預金は1991年に記録した5.0%が最高値。
これも凄まじいですね…。
資産運用で運用利益率8%(年間)は優秀な数字!
資産運用として一番馴染みのあるものは株式です。
ひつじん
最近株価上昇に伴い一時的に好成績となっている投資信託は5.0%程度
運用中のアメリカ高配当株の配当利回りは、4~7%
先日購入した日本株のJT(日本たばこ産業)の配当利回りは6.97%
さらに、日本の東証一部上場企業の平均配当利回りは2.0%をわずかに上回る程度です…
そう考えると、年利8.0%なんて数字はちょっと異常なんです(◎_◎;)
しかも、定額を銀行口座に眠らせておくだけで年間8.0%も増えていく…
口座のお金が雪だるま式に増えていくのが見えますね。
イメージしやすいように、どれだけ現在の金利と差があるのか確認してみましょう。
20年間、毎月5万円定額貯金したと仮定して「8%」と「0.01%」の金利で貯金額にどれだけの差が出るのか比較します!
(※楽天証券の投資信託シミュレーションで試算)
まずは8%から
- 貯金元本 → 5万円×12月×20年=1,200万円
- 利 息 → 8%運用=1,745万円(税金は考慮せず)
20年の運用により、貯金総額の1.45倍まで利息が膨れ上がっています!
2945万円で8%ということは、年間利息が235.6万円(税金は考慮せず)
貯金するだけでこれだけ増えるなら資産運用なんてする必要がそもそもありませんね…。
◆続いて現在の見慣れた「0.01%」
- 貯金元本 → 5万円×12月×20年=1,200万円
- 利 息 → 0.01%運用=11,958円(税金は考慮せず)
えっ(◎_◎;) 20年で利息はたったの11,958円…
貯金元本そのまんま…
分かってはいたものの、これはこれでものすごい衝撃です(-_-;)
もちろん、20年間も8%の金利が続くわけではありませんが、1952年の定額預金(2年もの)の金利が6.0%でその約40年後の1991年の6.33%まで平均して6.0%ほどありましたから、近い状態にはあったはずです。
この時代に社会人として生きたわたしの祖父母は金利の恩恵を大きく受けてきたことが分かりました。
昔の「貯金が美徳」は本当のことだった!
今回調べてみて、両親が祖父母から受け継いだ「貯金に励みなさい」という言葉の真の意味が分かりました。
確かに年利5.0~8.0%もの利息が付くのなら、リスクを取って資産運用する必要が全くありません…
まさに貯金が正義。
昔の人は、本当に安全かつ安心に資産を増やすことができたんですね~!
この経験が親から子へそして孫へと受け継がれており、「自ら運用して資産を構築する」という考えにたどり着かない一番の要因となっているように思えますね。
普通預金金利0.001%の時代においては資産運用は必須
貯蓄も必要ですが、今の時代は金利が低すぎるため、それだけでは資産を増やすことはできない状況にあります。
そして、日本はこれから人口減少と超高齢社会へ進み労働力が確実に低下、日銀の超低金利政策の出口戦略も見通せないため、経済成長率が大きく上向くイメージも持てず正直金利が上がるとは考えにくいですね。
ここ数年は、日用品や食料品などのじわじわとした値上げを感じており、子どもの教育費、老後生活を悩ます年金問題…もろもろを考えると、果たして貯金だけ乗り切れるのだろうかという思いになります。
そうしたことから、わたしは貯金もしながらしっかりと資産運用してお金に向き合い資産を増やしていけるように取り組んでいきたいです。
作り上げる資産も子どもたちに受け継げるものにしていきますね(^^♪
ひつじん
それでは、さいごまでご覧いただきありがとうございました♪
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次回の記事でお会いしましょう(*^^)v