ひつじん
3兄弟のパパとして育児と資産運用をたのしんでいるひつじん(@hitujin03)です。
わたしが資産運用の主力として毎月定額を積み立てしている「投資信託」
今回は、投資初心者が失敗する原因となる銀行がおすすめする投資信託について触れてみたいと思います。
なぜ、銀行がおすすめする投資信託は買ってはいけないのか
銀行の窓口で投資信託や資産運用アドバイザーなんて肩書の人を見かける機会はあるかと思います。
お客の相談に乗り資産状況などを踏まえた適切な商品を紹介してくれる頼りになるイメージがあります。
しかし…銀行も営利を追求する企業。
そう、利益を出さないと存続できない以上、販売する投資信託で銀行の利益が出る商品を薦めてくるのです!
銀行にとって利益の出せない投資信託よりも、利益の出せる投資信託を薦めてくるのはごくごく自然なこと。
実際、地元の銀行で働いている友人は、「お客のためになる商品と銀行が薦める商品はまったく異なるものだ」といい、悩んでいる様子でした…。
ひつじん
個人投資家おすすめの投資信託との違い
先日、個人投資家が選出した「Fund of the Year」をご紹介しました。
投資信託ブロガーが選ぶ「Fund of the Year 2019」に運用商品が選ばれた!
トップ10の銘柄
個人投資家であり投資信託ブロガーでもある彼らが真に良いと思える投資信託を投票形式でランキングされたものです。
一方で、こちらはとある銀行さんがお薦めしている商品です。
ひつじん
では、商品以外のどこに差があるのでしょうか?
銀行は投資信託にかかる手数料で利益を上げている
さきほどの商品、どこに差があるかと言うと、それはズバリ「手数料(コスト)」です!
投資信託で資産運用する際は複数の手数料が発生します。
つぎの3つの手数料が代表的なものです。
- 販売手数料
- 信託財産留保額
- 信託報酬
投資信託は10年以上の期間で積み立てて付き合っていく商品。
運用が長期になればなるほど、手数料は重要になってきます。
ここで先ほどのおすすめ商品についてみていくと、わたしも運用している「Fund of the Year2019」で第2位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と銀行おすすめの2番目の「野村インデックスファンド・外国債券」で比較しましょう。
- 「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
→手数料合計 0.0968% - 「野村インデックスファンド・外国債券」
→手数料合計 0.605%
約6倍もの差が出ていますね!
もうひとつ比較してみても…
- 「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」
→手数料合計 0.154% - 「SMT新興国株式インデックス・オープン」
→手数料合計 0.66%
投資は自己責任とはいえ、いかに銀行おすすめの商品の手数料が高いかが分かります。
ひつじん
知識を身につけて賢くなろう
知識がないままおすすめの商品を買うということは、本当に怖いことです。
銀行は、わたしが運用している投信インデックスファンドのような商品は紹介してきません。
ですが、「Fund of the Year2019」の商品は、多くの個人投資家が買って良かったと感じるものであり、実際に数百億円規模で運用されている王道の商品です。
銀行も営利企業ですから、利益の少ない商品よりも利益がたっぷりとれる商品を薦めてきます。
残念ながらあなたの資産を増やすことよりも自社の銀行の利益を増やすことを第一に心血を注いでいるのです。
でもこれが、営利を求める企業の本来の姿です。
では、われわれ個人投資家はどうすればいいかというと、こうした資産運用を含むお金の知識を身につけ、彼らよりも賢くなるのです。
そうすれば、向こうから積極的に進めてくる商品は相手にしないことができます。
最近、世間を騒がせている「ゆうちょの保険契約問題」もこれと似ています。
知識のないお年寄りをターゲットにし、あの手この手で商品を売りつけ、利益を上げる…
残念ながら、そんなことが世の中には溢れかえっているのです…
こうした悪質な行為に対して、しっかりと知識を身につけて自己防衛していきたいですね。
わたしが投資信託をはじめたきっかけや、運用中の3つの商品のひとつ、「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」について詳しく解説していますので、こちらの記事もあわせてご覧くださるとあなたが運用する際のヒントになります(^^)/
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投資信託のはじめ方はこちらの記事をご覧ください
子育て世代こそ投資信託をはじめよう!【おすすめ投資信託ベスト3をSBI証券で長期積立】
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三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)について詳しく解説しています
SBI証券で積み立て中のおすすめ投資信託「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を詳しくご紹介
ひつじん
それでは、さいごまでご覧いただきありがとうございました♪
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